①ストレスや悩みが尽きない毎日…
ストレスや悩みが尽きない毎日、特に複雑な人間関係には、自分の力だけではどうにもならない壁を感じてしまうことも多いですよね。「なんだか最近イヤなことばっかりだな…」「まわりの子に合わせるのは疲れるから、もう学校に行きたくないな…」そんな風に感じてしまう夜もあるかもしれません。
もし今、人生の重みや日々の喧騒に少し疲れを感じているなら、「Easier to Lie」の内省的な歌詞に耳を澄ませてみてください。まるで「これ、自分のこと歌ってる?」とハッとするくらい、聴く人それぞれの経験と静かに寄り添い、深い感動を届けてくれるはず。
最初はそっと囁きかけるように始まり、そこから昂る感情に合わせて音の層が厚くなっていくこの感じ。すべてが眩い光に満たされていくように、心の奥までスッと入り込んできて、塞ぎ込んでた気持ちをふわっと解き放ってくれる。
一曲聴き終えた瞬間には、まるで長く閉ざされていた窓がゆっくりと開いて、新鮮な空気が流れ込んでくるような晴れやかな気持ちに満たされていることでしょう…。
Youtube【Easier to Lie】
②歌詞と和訳
To bear the weightAnd push into the skyIt's easier to lieEasier to lieAnd honestlyTo look you in the eyeIt's easier to lieEasier to lie
To be the oneTo be the only oneSomeone has to give a lotSomething has to give a lotAnd who am ITo give you what you need?Well, I'm learningJust learningLearning how to live
And to bear the weightAnd push into the skyIt's easier to lieEasier to lieAnd honestlyTo look you in the eyeIt's easier to lieEasier to lie
To fill the spaceThe space you made for meI try to be the one you wantI try to be the way you wantAnd maybe ICould be the one you needIf you'd onlyShow meShow me how to live
And to bear the weightAnd push into the skyIt's easier to lieEasier to lie
And do what's rightWhen everything is wrongIt's easier to runIt's easier to never haveTo look you in the eyeIt's easier to lieEasier to lieTo bear the weightAnd push into the skyIt's easier to lie
③フジロックフェスティバルにも出演…
「Easier to Lie」は、イングランド出身のシンガーソングライター、アクアラング(Aqualung)ことマット・へイルズ(Matt Hales)の楽曲です。日本ではそこまで知名度は高くないかもしれないけれど、実は2005年にはフジロックフェスティバルにも出演した経験のある実力派。
彼の音楽はまさに疲れた心のための処方箋と呼ぶにふさわしく、特に、人間関係や人生の重荷に心が押しつぶされそうなときは「Easier to Lie」は、心に深く沁みることでしょう…。
生きていく中で誰もが感じるかもしれない葛藤や、時に本音を隠してしまう心の弱さ、そしてそれに伴う痛み。
「重荷を背負って空に進むよりも自分を偽るほうが楽なんだ」
「何もかもが間違っている時に 正しいことをするよりも逃げ出すほうが楽なんだ」
そんな一節を自分の現状と重ねると、いつの間にか涙腺がゆるんで…。
④マット・へイルズの曲作りの魅力と言えば…
マット・へイルズの曲作りの魅力といえばやっぱり、その音で描き出す世界観の巧みさだと思うんです。美しいピアノの旋律が中心にあって、そこにストリングスやシンセサイザーが加わって作り出す音の空間…。これが聴いている私たちを壮大な自然のパノラマへ連れて行ってくれて、すべてを優しく包み込むような輝きで満たしてくれるというか…。
彼の歌声は、少し儚げなようでいて、でもちゃんと芯がある。特にファルセットの繊細さは感動モノで、これがピアノやシンセが作り出す透明感あふれる音の広がりと一緒になると、まるで丁寧に作られたガラス細工か、どこまでも透き通った薄氷みたいに、すごく精巧で純粋だなって感じさせてくれるんですよね。
だから、ただ「美しいメロディだね」って感じだけじゃなくて、触れたら壊れちゃいそうなくらいピュアな輝きがあって、聴いていると温かな光にふんわり包まれるような、そんな安心感に満たされるんじゃないですかね…。