①ボーカルは「エアロスミス」のスティーブン・タイラー

Just Feel Better(ジャスト・フィール・ベター)は、エアロスミスのスティーブン・タイラーをボーカリストに迎えてサンタナが2005年にリリースした曲。

サンタナのアルバム、オール・ザット・アイ・アム(All That I Am)にも収録されたこの曲はアルバムからの2ndシングルとして発売され、イギリスでは77位を記録しました。

絶対もっと売れてもいい曲じゃないですか?少なくともサンタナとスティーブン・タイラーが組んで、このクオリティで77位はないだろって思うんですけどね…。

↓Youtube【Santana - Just Feel Better ft. Steven Tyler (Official Video)】

②サンタナお得意のむせび泣くようなギター

Just Feel Betterはカルロス・サンタナの代名詞とも言える泣きのギターとスティーブン・タイラーのハスキーで渋めのボーカルが魅力的な1曲です。

付き合いを続けているうちに、いつの間にかすれ違い始めていた2人の心。

彼女との恋愛を諦めてしまいそうになりながらも、なんとかより良い状況に変えていきたいと願う男の気持ちを歌った曲になっています。

 

エアロスミスのようにロックしてはおらず、どちらかというとポップな印象ですが哀愁を感じるメロディがとにかく良い。

そして曲を通して自己主張しまくっているサンタナのギターも、叫ぶでもなく、語りかけてくるでもなく、泣いているかのようなフレーズで曲の世界にグイグイ引き込まれていく。

スティーブン・タイラーもさすがの存在感。官能的にボーカルに絡みついてくる泣きのギターに酔いしれているかのように切なく、サビでは一転してエモーショナルに歌い上げています。

激しくロックしているボーカルもいいけど、抑揚を込めて聴かせてくれる歌い方も痺れますね。

「エアロスミスはちょっとハードだから苦手かも」

って人にもおすすめできる、良くも悪くも万人受けするタイプの曲だと思います。

③歌詞の和訳

Songwriter(s)【Jamie Houston, Buck Johnson, Damon Johnson】

(1番)
She said I feel stranded
And I can't tell anymore
If we coming or I'm going
彼女は言った「私は取り残されているような気分で
私たちが近づこうとしているのか、離れようとしているのか

もうよくわからない」と

 

It's not how I planed it
I've got the key to the door
But it just won't open
俺が思った通りにはならないんだ
ドアのカギは持っているけど

そのドアは開けることはできないだろう

 

And I know I know I know
Part of me says let it go
That life happens for a reason
わかってる、わかってる、わかってる
俺の中に「手放せ」と言っている自分がいる

人生は進むべくして進むもの

 

I don't I don't I don't
It goes I never went before

But this time this time

できない、できない、できない
昔の俺ならこんな風にはならなかったけど

今度こそ、今度こそ

 

I'm gonna try anything that just feel better
Tell me what to do
You know I can't see through the haze around me
And I do anything that just feel better
俺は気分が良くなるならなんでもやってやる
どうすればいいか教えてくれ
俺を取り囲む霧で見通しが悪くなってるんだ

気分が良くなるならなんでもやってやる

 

And I can't find my way
Girl I need a change
And I do anything that just feel better
Any little thing that just feel better
俺は道を見失ってしまった
変わっていかなきゃいけないんだ
俺は気分が良くなるならなんでもやってやる

どんな些細なことでもやってやる

 

(2番)
She said I need you to hold me
I'm a little far from the shore
And I'm afraid of sinking
彼女は言った「抱きしめてほしい
私は岸辺から少し離れてしまったの

沈んでしまうのが怖い」と

 

You're the only one knows me
And who doesn't ignore
That my soul is weeping
お前は俺のことをわかってくれて

俺の魂が泣いていることを無視しない唯一の人

 

I know I know I know
Part of me says let it go
Everything must have it seasons
わかってる、わかってる、わかってる
俺の中に「手放せ」と言っている自分がいる

一番いい時期ってのは何にでもあるものだ

 

Round and round it goes
And every day's a one before
But this time this time
巡り巡ってるんだ
今日は明日に続いてる

でも今度こそ、今度こそ

 

(繰り返し ※→★)

 

Long time holding on
To all things I ought to leave behind yeah
It's really getting nowhere
I think I need a little help this time
置きざりにするべきものに
長い間しがみついている
本当にどこにも行く場所がないんだ

今回は少しだけ助けが必要になると思う

 

(繰り返し ※→★)

 

ちなみに、サビの歌詞【Girl I need a change】が2番だけ【God I need a change】に変わってるんですけど、日本語訳にする時には大きく意味合いが変わるわけではないので「★」マークでの繰り返しにしています…。