①ブライアン・アダムスの幻のシングル
「クリスマス・タイム」はカナダが生んだロックスター、ブライアン・アダムスが1984年のクリスマスシーズンにファンクラブへの限定盤として発表した曲。
入手できなかったファンの間では高値で取引されることもあり、その後は通常のルートで販売されたもののあっという間に売り切れになってしまったそうです。
このブライアン・アダムスの幻のシングルは毎年クリスマスシーズンになると日本のラジオでもオンエアされ、ファンからの問い合わせが殺到。
その結果、日本が大好きなブライアンが日本のファンのためだけにCDのリリースを決めたということからもわかるように、ブライアンの日本に対する特別な感情が込められたクリスマスソングになっています。
コーラス部分はみんなで合唱したらクリスマス気分がMAXになりそうな感じだけど、日本の人にはサビの『Something about ~♪』の部分が早口すぎて歌いにくいかもしれませんね(笑)
↓Youtube【Bryan Adams - Christmas Time】
Songwriter(s) - Bryan Adams, Jim Vallance
We waited all through the yearFor the day to appearWhen we could be together in harmonyYou know the time will comePeace on earth for everyoneAnd we can live forever in a world where we are freeLet it shine for you and me★There's something about Christmas timeSomething about Christmas timeThat makes you wish it was Christmas everydayTo see the joy in the children's eyesThe way that the old folks smileSays that Christmas will never go awayWe're all as one tonightMakes no difference if you're black or white'cause we can sing together in harmonyI know it's not too lateThe world would be a better placeIf we can keep the spiritMore than one day in the yearSend a message loud and clear(Repeat ★)It's the time of year when everyone's togetherWe'll celebrate here on Christmas dayWhen the ones you love are thereYou can feel the magic in the air - you know it's everywhereThere's something about Christmas timeSomething about Christmas time(Repeat ★×2)Please tell meChristmas will never go away
②クリスマスソングの定番と比べても遜色ないクオリティ
当時、大学入学を機に上京していた私。この頃ブライアン・アダムスにハマっていたので、「クリスマス・タイム」を初めて聴いた瞬間からどうしてもCDが欲しくて欲しくてたまりませんでした。
だけど渋谷に行っても新宿に行っても、タワレコに行ってもHMVに行ってもどこにもCDは見当たらない。
それでもどうしても諦めきれなかったために発売元のポリドールに電話をかけてから近所のCDショップで手に入れたという、私にとって思い入れがかなり深い曲です。
まだネットが普及していない時代でしたからね。なかなか苦労しました…。
「クリスマス・タイム」は、ストレートなロックソングのイメージが強かったブライアン・アダムスがこんな曲を!?とビックリしてしまうくらいポップでピースフルな歌詞とメロディになっています。
ハスキーで渋いブライアンのボーカルも素晴らしい。
きっとシングルとして世界中で普通にリリースしていたら、
- 「Last Christmas」…ワム
- 「恋人たちのクリスマス」…マライア・キャリー
- 「Happy Xmas (War Is Over)」…ジョン・レノン
- 「White Christmas」…ビング・クロスビー
などと一緒にクリスマスのコンピレーションアルバムに収録されるくらいの曲になってたかもしれません。
2019年には「クリスマス・タイム」のミュージックビデオがYouTubeでようやく制作・公開されましたが、この時すでに1984年のリリースから35年も経ってるんですよね。
こんなに良いクリスマスソングなのに、どうしてもっと大きくプロモーションされなかったのか…謎ですね。
③ブライアン・アダムス ≠ ライアン・アダムス
ちなみにアメリカ出身のライアン・アダムスという名前の男性シンガーソングライターがいるんですが、あまりにも名前が似ているのでブライアン・アダムスと間違える人も多いかもしれませんね。
実際にライアンは2002年にアメリカで行われたライブでブライアン・アダムスの代表曲「Summer Of 69」を観客からリクエストされ、怒って追い出したこともあるらしいです。
勘違いしただけなのか、ふざけてリクエストしたのかはわかりませんけど。
でもライアンは2014年には同じくブライアン・アダムスの代表曲「Run to You」を演奏したり、2015年にはあんなに激怒していたはずの「Summer Of 69」を披露してます。
そしてなんとこの2人は、驚くことに誕生日が同じなんです。
- Bryan Adams (ブライアン・アダムス)…1959年11月5日
- Ryan Adams (ライアン・アダムス) …1974年11月5日
なんか運命めいたものを感じませんか?ただの偶然なんでしょうけど…。
④邦楽なら「X'mas in the Blue (山本 英美)」がおすすめ
ところで邦楽でクリスマスに聴きたくなる曲と言えば、
- 「クリスマス・イブ」…山下達郎
- 「サイレント・イブ」…辛島美登里
- 「クリスマスキャロルの頃には」…稲垣潤一
- 「いつかのメリークリスマス」…B'z
- 「白い恋人たち」…桑田佳祐
などが有名ですよね。
だけど私が一番好きなJ-POPのクリスマスソングは、山本英美さんが1987年12月にリリースしたシングル「X'mas in the Blue」という曲です。
ものすごくキャッチーで切ない曲なので、特に80年代、90年代のJ-POPが好きな人は高確率でハマると思いますよ!
↓Youtube【山本英美 X'mas in the blue】