①三世代で全米No.1を獲得した音楽一家

Nelson(ネルソン)は1990年に兄のマシュー・ネルソン、弟のガナー・ネルソンの双子の兄弟を中心に結成されたアメリカのロックバンド。

飛行機事故で亡くなった彼らの父、リッキー・ネルソンは全米No.1を記録したこともあるアメリカでは有名なカントリーミュージックのアーティストでした。

マシューとガナー兄弟がNelsonとしてリリースしたデビューシングル「(Can't Live Without Your) LOVE AND AFFECTION」が全米No.1を獲得したことにより『三世代にわたり全米No.1になったミュージシャン』としてギネスにも認定されたという逸話を持っています。

 

 

曲調は基本的にハードなポップロックといった感じ。だけど父リッキーの影響からなのか、カントリーのテイストを漂わせた爽やかな曲も得意。

日本で5枚目(日本未発売が1枚あるので海外では6枚目)のアルバム「Life」では特にその傾向が強く、それまでのメロディアスなハードポップ、激情的なバンドサウンドは影を潜め、爽やかなポップロックに変化しています。

曲調が変わったと言っても、デビュー当初からの双子ならではの美しいハーモニーはもちろん健在。

中でも二人の歌声が見事にシンクロしているのが、軽やかでアコースティックな雰囲気漂うバラード「Someone Like You (サムワン・ライク・ユー)」です。

イントロの美しいギターの音色で幕を開けるこの曲、サビに入った直後が特に感動的。マシューとガナーが上下に分かれて絶妙なハーモニーを聴かせてくれるサビ部分はハモリ好きなら必聴ですよ!

 

↓Youtube【Nelson - Someone Like You (LYRICS)】

 

 

②歌詞の和訳

↓Songwriter(s) - Marc Tanner,   M. & G.Nelson

When we said hello did my feelings show?
I know you didn't mean to break my heart

But when you left, it tore my world apart

Though it's been so long, it's hard to carry on

I still have to tell myself each day that I'm over you

 

挨拶を交わした時に僕の気持ちは伝わってた?
僕を傷つけるつもりがなかったのはわかるけど

キミが去った時、僕の世界は引き裂かれたんだ

ずいぶん長く続いたけれど、これ以上は難しいよ

キミとは終わったんだと僕は毎日自分に言い聞かせてる

 

Oh, can't you see it in my eyes?
I'll be searching for the rest of my life for love
That's true with someone like you

Oh, I'll never find someone like you

 

僕の目を見てもわからないのかい?
僕は残りの人生をかけて愛を探すつもりだよ
本当さ キミのような誰かと一緒にね

ああ、だけどそんな女性は二度と見つからないだろう

 

I must've been insane to let you get away
I couldn't tell you how I felt inside

And now I'm paying the price for my foolish pride

The time has come and gone to let you know
That I was wrong

Now there's nothing I can say to make it up to you

 

キミを行かせてしまうなんてきっと僕は正気じゃなかった
心の中を打ち明けることができなくて

僕は今、愚かなプライドの代償を払っている

僕が間違っていたよ
だけどそれをキミに知ってもらうタイミングは過ぎてしまった

やり直すために僕が言えることはもう何もない

 

Once again I'll watch you go
But it's killing me that you'll never know
Just what I'd do for someone like you

Oh, I'll never find someone like you

 

立ち去るキミをまた見つめることになるだろう
でも僕がどれほど打ちのめされるかキミには決してわからない
キミのような人のためなら尽くすことができるのに

きっとキミのような人にはもう出逢えない

 

I'm holdin tight to broken dreams I've left behind
It's lonely fate but I will wait until the end of time

For someone like you

 

置き去りにした破れた夢をきつく抱きしめてる
それは孤独な運命だけど時が果てるまで僕は待つよ

キミのような誰かをね

 

Oh - I know that I was wrong

 

わかってる 僕が間違ってたんだ

 

Can't you see it in my eyes?
I'll be searching for the rest of my life for love
That's true with someone like you
Oh, I'll never find someone like you
Will I ever find...(someone like you)
(Oh, How'd I ever let you go? )
(I try every day...but I still have this big hole in my heart)

(I'll never find someone like you)

 

僕の目を見てもわからないのかい?
僕は残りの人生をかけて愛を探すつもりだよ
本当さ キミのような誰かと一緒にね
ああ、だけどそんな女性は二度と見つからないだろう
見つけることができるんだろうか…(キミのような人を)
(ああ、どうしてキミを手放してしまったんだろう?)
(毎日忘れようとしてるんだ…だけど僕の心には大きな穴があいたまま)

(キミのような人には二度と逢えないだろう)

 

 

自分のもとを離れてしまったキミのことがどうしても忘れらない。

せめて次の恋愛でもキミのような誰か( = Someone Like You)と出逢いたいと思うけど、キミのように素敵な人は多分もう二度と現れないだろう…。

「サムワン・ライク・ユー」ではそんな風に切なくてちょっと女々しい男心が歌詞に綴られています。

わりと具体的な歌詞なので、同じような別れを経験をしたことがある方はまるで自分のことのように感情移入できるはず。

逆に過去の恋愛を引きずったりしないハートの強いアナタ、ポジティブシンキングなアナタには残念ながら響かないかもしれません😂

 

 

③デビューシングルが最大のヒット曲

Nelsonの商業的なピークは2曲のTOP10シングルを収録し、全米で最高17位を記録したデビューアルバム「After The Rain(アフター・ザ・レイン)」。

ハードポップ、メタルポップと呼ばれるようなメロディアスで厚みのあるバンドサウンドと、マシューとガナー兄弟の双子ならではのハーモニーが堪能できる一枚です。

このデビューアルバムには全米で1位、U.Kでも54位を記録したNelson最大のヒット曲「(Can't Live Without Your) LOVE AND AFFECTION」が収録されています。

この曲、全米ナンバー1に輝いてるわけだし素晴らしい曲なのは間違いないんだけど、2ndアルバム以降でNelsonのファンになった人にとってはちょっとポップ過ぎるかもしれないですね😅

 

↓Youtube【Nelson - (Can't Live Without Your) Love And Affection (Official Music Video)】

 

 

④2ndアルバムがターニングポイントに

ちなみにNelsonのもっとハードでダークな曲を聴いてみたい!という方には3rdアルバムの「Imaginator」がおすすめ。

「Imaginator」は本来2ndアルバムとしてリリースされるはずだったのに、1stアルバムのメロディアスで綺麗めな曲調とあまりにもかけ離れていたため所属レーベルの判断によりいったんお蔵入り…。

 

代わりとして新たにレコーディングされた「Because They Can」を2ndアルバムとして発表。

そこからの第1弾シングル「Won't Walk Away」はNelsonの中で3本の指に入るくらい個人的に好きな曲です。

ただNelsonが2ndアルバム「Because They Can」完成までのゴタゴタで5年も費やしてしまったことで、すでに音楽シーンの主流はグランジやオルタナに変化。

そういう背景も少なからず影響してか「Won't Walk Away」はチャートの上位に食い込むことはなかったけど、アップテンポな美メロ好きな方にはぜひ一度聴いてみて欲しい1曲です!

 

↓Youtube【Nelson - Won't Walk Away】