①手元に残ってる洋楽シングルの中で…

ザ・ローリングストーンズの「アンジー」、エルトン・ジョンの「ユア・ソング」、ビリー・ジョエルの「オネスティ」、ホイットニー・ヒューストンの「オール・アット・ワンス」。

 

他にも何枚か手元に残ってる8インチ洋楽シングルの中で、一番昔に買った曲がチェズニー・ホークスの「ザ・ワン・アンド・オンリー」だったと思う。

ChesneyHawkes3

この曲はマイケル・J・フォックス主演の映画「ドク・ハリウッド」のテーマソングに起用されて全英5週連続No.1を記録した大ヒット曲。

 

『イギリス中のティーン・エイジャーを熱狂させる、噂のチェズニー旋風遂に日本上陸!!』

 

ジャケットにはそんな売り出し文句が書いてあったけど、日本では90年代当時にこの曲がピックアップされることはほとんどなかったような気がします…。

 

 

作詞作曲はニック・カーショウ。小泉今日子さんがヒットさせた昭和の名曲「木枯らしに抱かれて」の元歌になったことで有名な「ザ・リドル」を全英3位に送り込み、80年代のUKポップを牽引した人。

 

なので当然「ザ・ワン・アンド・オンリー」もニック・カーショウならではのフックが効いた、甘酸っぱい極上のメロディラインがいたるところに散りばめられています。

 

ライブ会場がひとつになって大合唱できる、ポップアンセム的なコーラス部分も最高ですね。

 

YouTube【Chesney Hawkes - The One and Only (Official Music Video)】

 

 

②歌詞の和訳

Songwriter - Nik Kershaw

I am the one and only
Call me, call me by my name or call me by my number
You put me through it
I'll still be doing it the way I do it
And yet, you try to make me forget who I really am
Don't tell me “I know best”
I'm not the same as all the rest
I am the one and only
Nobody I'd rather be
I am the one and only
You can't take that away from me
I've been a player in the crowd scene
A flicker on the big screen
My soul embraces one more in a million faces
High hopes and aspirations, and years above my station
Maybe but all this time I've tried to walk with dignity and pride
I can't wear this uniform without some compromises
Because you'll find out that we come in different shapes and sizes
No one can be myself like I can
For this job I'm the best man
And while this may be true
You are the one and only you
他の誰でもない 僕は僕なんだ
僕を呼んでくれ 名前で呼んでも番号で呼んでも構わない
経験させて欲しいんだ
僕はこれからも今までのやり方でやっていくつもりさ
それなのにまだキミは僕に本当の自分を忘れさせようとしてる
「あなたのことは私が一番よくわかってる」なんて言わないでくれ
僕は他のみんなと同じじゃないんだ
僕は僕なんだ
他の誰にもなりたくはない
僕は僕さ
この気持ちはキミにも奪えやしないんだ
僕は群衆の中で一人の男を演じてきた
大きなスクリーンに映る一瞬の光のように
僕の魂は100万以上の顔の中にもう一つの顔を持ってる
大きな希望と憧れ そして何年も自分のことを忘れてた
たぶんずっと僕は尊厳と誇りをもって歩こうとしていたんだ
こんなユニフォームは着れないよ 妥協なんて僕にはできない
キミにもいつかわかるだろうから それぞれ形やサイズが違うってことを
誰も僕のように自分らしくは生きられやしないのさ
僕はその生き方ができる一番の男
それはそうかもしれないけど
キミだって他の誰でもないキミなんだよ

 

 

 

③このシングルCDを買ったのは…

私がザ・ワン・アンド・オンリーのシングルを買ったのは中学生の時。

 

まだビートルズとかカーペンターズとか、超が10個も20個も付くようなスーパースターの曲くらいしか聴いたことがなかった頃でした。

 

それなのにどういうきっかけでチェズニー・ホークスのことを知ることができたのか、全然思い出せません…。

 

 

その時代、日産はラルゴのCM曲にレニー・クラヴィッツの「Believe」、スカイラインのCM曲に10ccの「I'm Not in Love」、シルビアのCM曲にシェリル・クロウの「Everyday Is a Winding Road」などなど、色々な洋楽アーティストの曲を使ってたからチェズニー・ホークスのこの曲も起用してくれればよかったんだけどなあ。

 

メロディも歌詞も爽やかで車のCMにはピッタリだし、もうちょっとメディアで耳にする機会があれば日本でもファンが増えてたハズなんですよ…。