①ポウジーズは1980年代後半に…

The Posies (ザ・ポウジーズ)は1980年代後半に結成されたアメリカのバンド。ニルヴァーナで有名な音楽ジャンル『グランジ』が流行ったシアトル付近の出身。

 

ポップなメロディに裏打ちされた独自のサウンドで音楽評論家やファンから高く評価され、90年代のパワーポップシーンにおいて重要な存在になったレジェンドバンドの1つです。

 

 

『もう一度彼女と一緒にいたい、幸せだった日々に戻りたい』と祈るように歌う、ケン・ストリングフェローのエモーショナルなボーカル。

 

1996年のアルバムに収録された「Please Return It」は、別れた恋人への断ち切れない未練を歌った曲です。

 

冒頭からずっと哀しげでダークな雰囲気が曲を覆ってるけど、根っこのメロディはあくまでもポップ&キャッチー。

 

失意の底に沈んだ男の哀しみを、グランジ+メランコリー+パワーポップ(メランコリー要素多め)で表現しきったポップロックファン必聴の一曲です。

YouTube【The Posies Please return it.】

 

 

②歌詞の和訳

Songwriter(s) - Jon Auer,  Ken Stringfellow

Now, now is the time
Time to reckon
Time to beckon, be surprised
Like a letter
I just sent it, please return it, just forget it
When we live the life we live
It's never ours completely
Not completely
Like a movie, like a style
please return it, please return it
Like a favor, like a glance
please return it, please return it
今、今がその時なんだ
清算する時
招き寄せる時 自分を奮い立たせてる
手紙のように
お前に送った言葉を俺に返して、そして忘れてくれ
俺たちが生きている人生は
完全に俺たちのものってわけじゃない
そうじゃない
映画、流行のようなもの
返してくれ、そいつを返してくれ
好意、一瞬のきらめきみたいなもの
返してくれ、頼むから返してくれ

 

8, 8 is the hour
Hour of our trials, ours too sickening to live
Please return it
Put it back, I take it back, I can burn it
When you let me live my life
You didn't do it completely but you were discreet
Like the year I spent comparing me to you
please return it
Like a servant, like a sewer
please return it, please return it
8時、8時がその時間
試練の時さ、俺たちが生きることさえ苦痛に思えるくらいの
返して欲しい
元に戻して欲しい、撤回するよ、すべて燃やせるさ
お前は俺に人生を楽しませてくれたけど
それは完璧なものじゃなかったし、お前は慎重だった
俺とお前を比較するために費やした年月を
俺に返してほしい
使用人、服の仕立屋みたいなもの
返して欲しい、どうか返して欲しいんだ

 

There's an "upside" -- there has to be an "upside"
There's an "upside" -- there has to be an "upside"
There's an "upside"
"救い" はある - "救い" があるはずなんだ
"救い" はある - せめてもの "救い" はあるはずだ
"救い" はある

 

When you took me by surprise
That's half the fun of everything
Do you miss the point like I do?
In the certainty of friendships you can ask
Please return it
Bring the balance back to you
In returning
お前が俺を驚かせた時
俺は半分だけ楽しんでた
お前も俺と同じように見失っちまったのか?
友情に確信を持ってるなら聞いてみるといい
返してくれ
お前はバランスを取り戻せる
そいつを返すことで

 

There's an "upside" -- there has to be an "upside"
There's an "upside" -- there has to be an "upside"
There's an "upside" -- there has to be an "upside"
"救い" はある - "救い" はあるはずだ
"救い" はある - "救い" があるに決まってる
"救い" はある - せめてもの "救い" があるはずなんだ

 

 

 

③自分好みの洋楽を…

自分好みの洋楽を探しまくっていた学生時代は、しょっちゅうジャケ買いをしていました。

 

ポウジーズの「Amazing Disgrace」を買った理由もジャケ買い。

 

たぶん新宿か渋谷のタワレコだったような…。

 

あ、でも事前にポウジーズの名前だけは知ってたから完全なジャケ買いではないかも。

 

90年代は空前のパワーポップブーム。私もリアルタイムで発売されたCDだけじゃなく、過去の名作も含めて色々と聴き漁ってました。

 

ジェリーフィッシュ、ウィーザー、ジン・ブロッサムズ、シルヴァー・サン、ファウンテンズ・オブ・ウェイン、ドッジー、チープ・トリック、トッド・ラングレン、ザ・フー、XTCなどなど。

 

そういうパワーポップ系アーティストのライナーノーツで引き合いに出されていて名前を知ったのがポウジーズだったような。ハッキリとは覚えてません…。

 

その後、スローンとか、タヒチ80とか、レモンヘッズとか、当時『パワーポップ好きならコレを聴け!』的に推されてるバンドも聴いたことはあるけどあんまりしっくりこなかったような気が。今あらためて聴いたらどう感じるかわからないけど💧

 

そんなこんなで、お金もないのにジャケ買いに近い状態で買ったアルバムは輸入盤だったから日本語訳は無し。

 

特にハマってリピートしてた曲「Please Return It」が最近たまたまYouTubeのおすすめ動画欄に出てきて懐かしくなったのと、

 

そういや歌詞の日本語訳は当時よくわからなかったな、

 

ってことで今ごろ和訳してみた…って話でした。