①それまでの人生で感じた…

「Bloodstained Heart」は、2011年にオーストラリアでリリースされたダレン・ヘイズのソロアルバム『Secret Codes and Battleships』(UK…29位、オーストラリア…10位)に収録されている曲です。

 

人生の中で、愛する人がひどい目にあったとき――自分が身代わりになって銃弾を受け止めたいと願った、

そのときの気持ちを歌にしたのがこの曲。愛と痛みの感情を投影した、ダレンにとっても特別な一曲であり、インタビューの中でも「自分にとって大きな意味を持つ曲だ」と語っています。

静かに始まるメロディが、少しずつ厚みを増していく構成も印象的。痛みの中から少しずつ立ち上がっていく心の強さが、そっと伝わってくる気がします…。

 

Youtube【Darren Hayes - Bloodstained Heart (Official Video)】

 

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②歌詞の和訳

Songwriter(s) - Darren Hayes / Carl Falk

Love, you're in pieces
There's no one left to lay you down
Or say it's okay
On the worst night, of the worst year
Though we might fall, we'll go out punching
愛しい人よ
キミの心はバラバラになってしまったね
寝かしつけてくれる人もいないし
「大丈夫だよ」と言ってくれる人もいない
最悪の夜、最低の年の中で倒れることがあっても
僕たちは最後まで拳を握って立ち向かう
You hit me like a subway train
And I will never be the same
And darling I'll follow you down to the ground
Even when you fall apart,
I'll pick up your bloodstained heart
And darling I'll follow you down to the ground
地下鉄の列車みたいにキミは突然現れた
あの日から、僕はもう同じ人間じゃいられない
ダーリン、僕はどこまでもキミと一緒に行く
たとえキミの心が砕け散っても
僕はその血に染まった心を拾い上げる
ダーリン、僕はどこまでもキミについていくよ
In the gutter
Where you're starless, and blind to dreams
We can dream each other
To a new day
Where the good guys always win
And heaven still means something
どん底で
星もなく、夢も見えない場所にいても
僕たちはお互いを信じて
新しい朝を夢見ることができる
そこでは、善い者たちがちゃんと報われて
天国という言葉にも、まだ意味がある
You hit me like a subway train
And I will never be the same
And darling I'll follow you down to the ground
Even when you fall apart,
I'll pick up your bloodstained heart
And darling I'll follow you down to the ground
地下鉄の列車みたいにキミは突然現れた
あの日から、僕はもう同じ人間じゃいられない
ダーリン、僕はどこまでもキミと一緒に行く
たとえキミの心が砕け散っても
僕はその血に染まった心を拾い上げる
ダーリン、僕はどこまでもキミについていくよ
Love, when you're in pieces
There's no one left to dry your eyes
愛しい人よ
キミの心がまた砕けて
溢れる涙を拭ってくれる人がいないときは…
You hit me like a subway train
And I will never be the same
And darling I'll follow you down to the ground
Even when you fall apart,
I'll pick up your bloodstained heart
And darling I'll follow you down to the ground
地下鉄の列車みたいにキミは突然現れた
あの日から、僕はもう同じ人間じゃいられない
ダーリン、僕はどこまでもキミと一緒に行く
たとえキミの心が砕け散っても
僕はその血に染まった心を拾い上げる
ダーリン、僕はどこまでもキミについていくよ

 

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③アーティストを10組選ぶとしても…

サヴェージ・ガーデン時代からずっと好きなダレン・ヘイズ。

洋楽で好きなアーティストを10組選ぶとしても、なかなかすぐには決められないけど――
ダレン・ヘイズだけは秒で選ぶと思う。
それくらい好きなボーカリストなんですよね。

だから今のところ、この洋楽ブログで2曲紹介しているのはダレン・ヘイズだけ。

 

▼「So Beautiful」
幸せ絶頂の男女を歌った、結婚式にもぴったりなラブバラードです。

 

歌の上手いボーカリストはたくさんいるけれど、ダレン・ヘイズはやっぱり別格。

中性的で、空気をたっぷり含ませたようなセクシーな低音。そして、伸びやかで雑味のない、まさに至上のハイトーンボイス。

そして何より――ダレン・ヘイズといえばやっぱりこれ。
朝の空気のように透きとおり、聴くたびに心が浄化されるようなファルセット!

ワンダフル、エレガント、エクセレント、マーベラス、アメイジング、マグニフィセント、スプレンディド・・・
どんな言葉を使っても物足りない。それほどまでに美しい。

一度聴いたら虜になってしまう、一撃必殺のこのファルセット。美声好きの洋楽ファンなら間違いなくハマっちゃいますね。

 

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④1996年にポップ・デュオ…

オーストラリア出身のダレン・ヘイズ、もともとは、1996年にポップ・デュオ「Savage Garden(サヴェージ・ガーデン)」のボーカリストとしてデビューした人。

サヴェージ・ガーデンのデビューシングル「I Want You」はいきなり全米4位という華々しいスタート。

そして3rdシングル「Truly Madly Deeply」では全米1位を獲得。

さらに1999年の9thシングル「I Knew I Loved You」でも2曲目の1位に輝きました。

 

サヴェージ・ガーデンは、たった2枚のアルバムで解散してしまったけれど、その短い活動期間でこれだけのヒットを残したのは本当にすごいことですよね。

その後、ダレンはソロ活動をスタート。

2002年に発表したデビューアルバム『Spin』は、UKアルバムチャートで初登場2位を記録しています。

 

ソロデビューしたアーティストは、もともとのグループ時代の曲とどこか似た雰囲気を残していることが多いけれど、ダレン・ヘイズはサヴェージ・ガーデン時代とはちょっと印象が違うかな。

サヴェージ・ガーデンの頃は、アイドル的なポップさの中に高い完成度を持った曲が多かった。でもソロになってからのダレンは、より大人っぽい、深みのあるバラードを聴かせてくれるようになりました。

 

サヴェージ・ガーデン時代とソロ時代を合わせてトータル2500万枚以上売り上げているのに、日本ではあまり知られていないのが残念すぎる…。

 

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