①爽やかな朝に降り注ぐ、穏やかな…
ランディ・ヴァンウォーマーは爽やかな朝に降り注ぐ、穏やかな太陽の光のようなメロディラインが特徴のアメリカのシンガーソングライターで、イノセントヴォイスとも表現される無垢で繊細なボーカルが最大の魅力。
日本ではほとんど知られていないミュージシャンだと思うけど、ランディ・ヴァンウォーマー最大のヒット曲である「Just When I Needed You Most(アメリカン・モーニング)」はカフェのBGMなどで耳にすることがあるので、曲を聴けば『ああ、このミュージシャンか!』ってなる人もいるかもしれません。
ランディ・ヴァンウォーマーの曲はヒットチャートを賑わすような大衆受けするメロディじゃない。だけどエア・サプライのペパーミントサウンドのような清涼感、春の木漏れ日のような癒しの曲たちはその手の音楽が好きな人はかなりツボると思います。
そんなランディ・ヴァンウォーマーの曲の中で私が一番おすすめしたい「Love's Not Letting Go」は、若い頃に一人暮らしをしていた東京でジャケ買いをしたベストアルバムに収録されていた曲です。
↓Youtube【LOVE'S NOT LETTING GO】
②歌詞の和訳
【Songwriter(s)】- Shane Fontayne, Robert White Johnson, Randy VanWarmer
Where there's a willThere must be a wayI'll call out your nameTill the very last breath I takeAnd I swear - on my heartMy hopes - my dreams - the sun, the moon and starsOh they're all where you areThey're all where you are★Love's not letting goStill the fire burnsSo many stones unturnedOh that wanna be babyLove's not letting goI pray this night to endWhen you're lying safe here in my arms againLove's not letting goYour silver crossStill hangs from my bedUntill you were goneI never knew what it meantNow every nightI close my eyesI see a vision of you in whiteIn an endless sea of candlelightOh and you save my life, girl, you saved my life(Repeat ★)And I will walk in faithCause there's no other way(Repeat ★)
③ゾンビーズ、クリフ・リチャードのカバーも…
この曲は1996年リリース、9枚目のオリジナルアルバム「サン・ムーン・アンド・スターズ(Sun, Moon And Stars)」の3曲目に収められていました。
このアルバムは、ゾンビーズの1964年の大ヒット曲「She's Not There」が収録されていたり、クリフ・リチャードが1976年に歌ったバラード「Miss You Nights」が収録されていたりもする、レトロでポップなアルバム。
私は「Sun, Moon And Stars」の国内盤も後に購入したけど「Love's Not Letting Go」がこれほど感動的な曲でありながら、ライナーノーツで一切触れられていなかったのが意外でした。
それに「Love's Not Letting Go」の1番の歌詞には、
という具合にアルバムタイトルの「サン・ムーン・アンド・スターズ」という歌詞が入っているので、ランディ・ヴァンウォーマー本人にとっても特に思い入れのある曲なんじゃないかな?と思ったんですけどね🤔
まだ日差しがそれほど強くない春の暖かい日に、カメラのファインダー越しに太陽を見上げている…みたいなレトロで儚い映像がなぜか脳裏に浮かんでくる曲でこれから死ぬまでずっと聴き続けていたい…。
個人的には、知られざる名曲と呼ぶのにこれほどピッタリな曲はないと言っても言い過ぎではないと思えるほどの名曲です。